9月23日(月)のJRA定例記者会見にて、2025年度の開催日割(レーシングカレンダー)と重賞競走の変更点などの発表が行われました。
ここ数年の中では、大きめの変更がされているので、しっかりと把握して、備えていきたいと思います。
リステッド競走の情報など11月に再度、詳細発表があるので、それはまたキャッチアップしていくとして、まずは今回、発表された内容について見ていきたいと思います。
尚、JRAの発表を元に正確性には留意していますが、誤植ふくめた誤りが含まれている可能性があります。またスケジュールの変更がこの後も入る可能性もあるため、最新の情報は、JRAのホームページを確認していただきますようお願いします。
それでは早速、いってみましょう!
2025年度 開催日程
まずは、開催日程を月別に確認してみたいと思います。
月別開催予定
1月開催
- 1月5日(日)の東西金杯からスタート
- 東は例年通り中山から、西は、昨年の京都から中京に変更してスタート
- 京都金杯(GⅢ)、シンザン記念(GⅢ)、日経新春杯(GⅡ)、プロキオンステークス(GⅡ)は中京開催
※2024年の東海ステークスは同条件でプロキオンステークスへ名称変更 - 1月11日(土)から13日(月・祝)は、3日間連続開催
- 2024年は小倉開催の愛知杯(GⅢ)を同条件の小倉牝馬ステークスに変更し小倉開催
- 1月に6日間開催した小倉競馬は、2025年は、2日間(1月25日、26日)開催
2月開催
- 2024年同様に、東京、京都、小倉の3場開催
- 2024年阪神開催だった阪急杯(GⅢ)が1回京都7日目の開催(2月22日)
- 8月の中京開催だった小倉サマージャンプステークスが小倉ジャンプステークスとして1回小倉7日目の開催(2月15日)
- 年明け最初のGⅠフェブラリーステークスは、2025年も1回東京8日目の開催(2月23日)
3月開催
- スタンド改修工事が終わり阪神競馬場リニューアルオープン!
- 2024年同様に中山、阪神、小倉→中京の3場開催となる
- 2024年は2月の京都開催だった京都牝馬ステークス()を同条件の愛知杯に変更して中京開催
- GⅠ高松宮記念は、2回中京6日目の開催(3月30日)
4月開催
- 例年通り東は中山→東京、西は阪神→京都、加えて福島開催の3場開催となる
- GⅠ桜花賞は、2025年も2回阪神6日目の開催(4月7日)
- J・GⅠ中山グランドジャンプは、2025年も3回中山7日目の開催(4月19日)
- GⅠ皐月賞は、2025年も3回中山8日目の開催(4月20日)
5月開催
- 2024年同様に、東京、京都、新潟の3場開催
- 6月開催だったエプソムカップ(GⅢ)を5月に前倒して開催。時期変更に伴い、3歳以上の条件が4歳以上に変更となる
- GⅠNHKマイルカップは、2025年も2回東京6日目の開催(5月11日)
- GⅠヴィクトリアマイルは、2025年も2回東京8日目の開催(5月18日)
- GⅠ優駿牝馬(オークス)は、2025年も2回東京10日目の開催(5月25日)
6月開催
- 東は例年通り東京、西は昨年の京都から阪神に変更、加えて例年通り函館開催と月後半は東京、阪神開催が終了し福島、小倉開催の移る
- 暑熱対策の一環で東京、阪神での開催日数は例年4週(8日間)開催が1週短縮となる
- 米子ステークス(L)を、しらさぎステークスと名称を変更し新設重賞に格上げ予定
- これまで3歳以上の古馬混合戦だったラジオNIKKEI賞(GⅢ)は3歳馬限定戦に変更
- 2024年は京都開催だったマーメイドステークス(GⅢ)は、府中牝馬ステークスに名称変更し東京開催となる
- GⅠ東京優駿(日本ダービー)は、2025年も2回東京12日目の開催(6月1日)
- GⅠ安田記念は、2025年も3回東京2日目の開催(6月8日)
- GⅠ宝塚記念は、2025年の京都開催から阪神開催に戻り、開催時期が安田記念の翌週に前倒しとなる
7月開催
- 函館、福島、小倉で始まり、月後半でそれぞれ札幌、新潟、中京へ開催が移る
- 2024年は小倉開催のプロキオンステークス(GⅢ)が東海ステークスに名称変更し中京開催となる
- 2024年は8月の中京開催だった小倉記念(GⅢ)が小倉開催に戻る
- 新潟、中京開催では、2024年の新潟で導入した競走時間拡大を適用。2024年新潟では2週(4日間)の実施だったところ、2025年は4週(8日間)に拡大
※競走時間拡大:昼の暑さのピーク時に中断を入れ、その分レース時間を後ろ倒しにする施策
詳細はこちらの記事を参照してください。
8月開催
- 7月から引き続き、札幌、新潟、中京の3場開催となる
- 新潟、中京の月前半は、競走時間拡大を適用しての開催となる
- 2024年は7月の小倉開催だった中京記念は中京開催に戻る
9月開催
- 東は例年通り中山、西は、昨年の中京から阪神に変更。月前半は札幌もあり3場開催となる
- 中京から阪神の変更に伴い、セントウルステークス(GⅡ)、阪神ジャンプステークス(J・GⅢ)、ローズステークス(GⅡ)、神戸新聞杯(GⅡ)、シリウスステークス(GⅢ)は、阪神開催となる
- 2024年は11月の京都開催になっているチャレンジカップが中京開催となる
- GⅠスプリンターズステークスは、2025年も4回中山9日目の開催(9月28日)
10月開催
- 2024年同様に、東京、京都、新潟の3場開催
- GⅠ秋華賞は、3回京都7日目の開催(10月19日)で2024年より1週間ほど遅い
- GⅠ菊花賞は、3回京都9日目の開催(10月26日)で2024年より1週間ほど遅い
11月開催
- 2024年同様に、東京、京都、福島の3場開催
- GⅠ天皇賞(秋)は、4回東京11日目の開催(11月2日)で2024年より1週間ほど遅い
- GⅠエリザベス女王杯は、4回京都4日目の開催(11月16日)で2024年より1週間ほど遅い
- GⅠマイルチャンピオンシップは、4回京都6日目の開催(11月23日)で2024年より1週間ほど遅い
- GⅠジャパンカップは、5回東京8日目の開催(11月30日)で2024年より1週間ほど遅い
12月開催
- 東は例年通り中山、西は、昨年の京都から阪神に変更、加えて例年通り中京を加えた3場開催となる
- 京都から阪神への変更に伴い、阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ)、朝日杯フューチュリティステークス(GⅠ)、阪神カップ(GⅡ)は阪神開催となる
- 2024年は6月に京都開催の鳴尾記念(GⅡ)は阪神での開催となる
- GIチャンピオンズカップは、5回中京2日目の開催(12月7日)
- GIホープフルステークスとJ・GⅠ中山大障害は、5回中山7日目(12月27日)の同日開催となる
- GⅠ有馬記念は5回中山8日目(12月28日)開催で2025年のトリのGⅠになっている
競馬場別開催日数
2025年度は、2024年度と同じ288日の競馬開催があります。
競馬場別の開催日数の変動としては、2024年9月からスタンド改修工事のため休場となっていた阪神競馬場が3月からリニューアルオープンします。
これに伴い、代替開催をおこなっていた京都競馬場での開催日数が減り(-21日)、阪神競馬場での開催増(+23日)となります。
久々に、ほぼ年間を通じて全10場が稼働する年になりますね!
【開催日数一覧】
【開催日数詳細】
重賞の変更点
現時点で発表されている重賞競走に関する変更点についてまとめてみました。
古馬混合戦 芝中距離
なんといっても、ここでの注目は宝塚記念の開催時期の前倒しですね。
2025年は安田記念の翌週での開催となります。
GⅠレース
GⅡ、GⅢ
古馬混合戦 芝マイル・短距離
マイル路線整備の一環で、米子ステークス(L)がしらさぎステークスとして新設重賞(GⅢ)となる予定です。
GⅠ
無し
GⅡ、GⅢ
古馬混合戦 ダート路線
プロキオンステークスと東海ステークスの名前の入れ替わりがありますね。
過去レースを参考とする場合、要注意ですね。
GⅠ
無し
GⅡ、GⅢ
古馬混合戦 牝馬限定戦
こちらも名前の変更がいろいろと込み合ってますね。愛知杯が小倉牝馬ステークスへ、京都牝馬ステークスが愛知杯へ、マーメイドステークスが府中牝馬ステークスになってます。ややこしい!
GⅠ
無し
GⅡ、GⅢ
3歳馬限定戦
3歳以上古馬混合戦だった、ラジオNIKKEI賞が3歳馬限定戦になります。
またアーリントンカップがチャーチルダウンズカップに名称変更となります。
GⅠ
無し
GⅡ、GⅢ
2歳馬限定戦
阪神ジュベナイルフィリーズ、朝日杯フューチュリティステークスが、阪神開催に戻ります。
また、GⅠ昇格後は、年末の締めのGⅠとなっていたホープフルステークスが、有馬記念の前日開催となり、来年からは久々に1年の締めは有馬記念に戻ります。
GⅠ
GⅡ、GⅢ
障害競走
8月開催の小倉サマージャンプが、小倉ジャンプステークスとして開催時期が2月になってます。
J・GⅠ
無し
J・GⅡ、J・GⅢ
2025年度 開催日程のまとめ
JRAから発表された2025年のレーシングカレンダーと重賞競走の変更点に関して、見てきましたが、いかがだったでしょうか。
まずは、宝塚記念が安田記念の翌週に前倒しになり、それに伴いステップレースの日程が変わっていることが一つの注目点ですね。さて出走馬やレース結果にどんな影響があるでしょうか。
また、2024年に新潟開催で初めて導入された暑熱対策の開催時間拡大ですが、2025年は、新潟だけでなく中京開催にも適用され、日数も4日間から8日間に倍増する予定です。
新潟開催で初導入された競走時間拡大は、入場者数増、売上増という結果になったようですが、課題点を指摘する声もありました。
さて2年目はどんな結果になるでしょうか。
そして2025年は、久々に1年の計は金杯にありから有馬で締めるという年になりますね。また3月からの阪神競馬場リニューアルオープンで久々に全10場が稼働となり、何か2025年は、やっといつもの競馬が戻ってくるという感じが個人的にしてきました。
さて、みなさんは2025年のレーシングカレンダーを見て何を感じますかね。
やっぱり開催場所や日程変更の馬券への影響ですかね(w
2025年もみんなが”普通に”競馬ができる幸せがつづくことを願いつつ、今日も週末のレースの予想に励みます!
※馬券は20歳になってから。馬券は程よく楽しみましょう。
最新の情報は、JRAのホームページを確認していただきますようお願いします。