次のダービー馬を探せ!3歳クラシック戦線を沸かした若駒たちの新馬戦&初勝利を調査

雑談・雑記

中央競馬(JRA)のレーシングプログラムでは、例年、東京優駿(日本ダービー)が行われる翌週から、2歳馬の新馬レースが始まります。

ダービーの翌週から次年度のダービーに向けての戦いが始まるんですね。

さて、この日本ダービーを含めた3歳クラシック戦、この舞台に立てるのは、それこそダービー翌週から始まる新馬戦や未勝利戦で初勝利を挙げクラシック戦線に名乗りを上げていった若駒たちとなります。

ここでは、3歳クラシック戦線を沸かせた若駒たちのデビューおよび初勝利の時期、レースなどを調べてみました。

具体的には、2015年~2023年までの皐月賞、日本ダービー、菊花賞、それと牝馬クラシック三冠と言われる桜花賞、優駿牝馬(オークス)、秋華賞の計6つのレースで1~3着に入った馬たちの新馬戦と初勝利のレースを調べてみました。

何か共通点が見つかれば面白いかなと思ってます。

それでは、早速いってみましょう!

クラシック三冠(皐月賞/日本ダービー/菊花賞)

まずは、3歳クラシック三冠の皐月賞、日本ダービー、菊花賞について見ていきたいと思います。

尚、2015年~2023年の3歳クラシック戦で3着まで入った若駒の総数は57頭でした。

2015年~2023年の成績

2015年の結果

ドゥラメンテの2冠、そして最後の1冠はキタサンブラック、皐月賞と菊花賞の2着にリアルスティールと、その後の種牡馬としての戦いも熱いメンバーでした。

ドゥラメンテの早世が惜しまれますね。

2016年の結果

皐月賞とダービーの1、2、3着馬が、それぞれ1冠ずつ分け合う結果になりました。

川田騎手、マカヒキで初のダービー制覇を達成した年でした。

2017年の結果

この年は、なかなか読みづらいクラシック戦線でした。

各レースの1~3着が全て異なるという混戦の世代でした。

2018年の結果

この年も前年に続き、各レースで1~3着がほとんど入れ替わる形の混戦模様でした。

この年は、なんといっても福永騎手の初ダービー制覇がありますね。

2019年の結果

この年も、各レースで入れ替わりが多い年でした。

その中で、ヴェロックスが全レース3着以内という堅実さを発揮しました。

2020年の結果

父ディープインパクトに続き父子で無敗の3冠を達成したコントレイルに尽きる年でした。

2年前にダービーを初制覇した福永騎手が3冠達成。すごいですね。

2021年の結果

エフフォーリア、シャフリヤール、タイトルホルダーとその後も活躍する馬たちが1冠ずつ分け合う形となりました。

尚、横山武史騎手がエフフォーリアで皐月賞、タイトルホルダーで菊花賞と騎手として2冠達成した年でした。そんなことあるんですね。

2022年の結果

怪物イクイノックスが勝てなかったクラシック戦という年になりましたね。

そして50代での初ダービー制覇&史上最多6度目の制覇を達成した武豊騎手が印象に残る年でした。

2023年の結果

ソールオリエンス、タスティエーラを中心に上り馬ドゥレッツァを加えた3頭で1冠ずつ分け合う結果となりました。

さて、この世代、古馬になって苦戦が目立ちレベルが低い世代という印象が強くなりつつありますが、今後の逆襲はどうなるのか。成長力あるメンツと思っているので期待して見てみたいと思います。

新馬戦および初勝利の調査

ここまで2015年~2023年におけるクラシック三冠の3着までを見てきました。

その中で出てきた若駒たちとその新馬戦および初勝利の日付、レースの一覧が次となります。

尚、名前の後ろの☆マークは勝ち馬を示しています。

さて、いかがでしょうか?

初戦ダートから出てきているのは、2015年の菊花賞で3着に入ったリアファルだけで、ほぼ芝コースを使われている、新馬勝ちが多そうなど、ぱっと見でもわかる共通点もあります。

ただ一覧だと、分かりづらいところがあると思うのでいくつかの観点でピックアップしてみていきたいと思います。

まずは、初勝利を挙げるまでに要したレース数の観点です。

こちら、約67%が初戦で勝利している、つまり新馬勝ちを収めているという結果となりました。

ぱっと見で多そうと感じていましたが3頭中2頭が新馬勝ちという比率なんですね。

この割合を高いとみるか低いとみるかは、人によって見解が分かれそうですが個人的にはやはり新馬勝ちは各レースで1頭しか得られない栄誉だと考えると3頭中2頭という割合は高いなと感じました。

新馬勝ちを逃しても26%の馬たちが2戦目で勝利を挙げており、新馬勝ちと合わせると実に93%!の若駒たちが2戦目以内に初勝利を挙げているという結果となりました。

やっぱりクラシック戦線を沸かせる馬たちは、ちょっと別格なのかなと思ってしまいました。

【初勝利に要したレース数】

次に、新馬戦(デビュー戦)に焦点を当ててみたいと思います。

まずは、新馬戦に出てくる時期(月)を調べてみました。

新馬戦が始まる6月から翌年の1月まで各月で実績があり、中でも9月、10月の秋競馬の時期に集中していることが分かります。(全体の約半数がこの時期にデビュー)

暑い時期を避けつつ、クラシック戦線に間に合うようにするためには、必然的に10月前後がピークになるのかと妙に納得してしまいました。

また、新馬戦のコースの観点では、最初に言及した通り、1頭除いて全て芝コースデビューとなっており、距離は1800mが圧倒的に多く、実に半数以上が芝1800m戦でのデビューとなっていました。

尚、次に多いのが芝2000m戦で、これが3割となっていて、芝1800m戦と合わせて実に8割以上を占めている結果となりました。

また会場(競馬場)としては、デビュー時期が9月10月に集中していることもあり、その時にレースが行われている東京、阪神、京都で7割弱がデビューしている結果となりました。

ここで一点、あれっ?と思ったのが、9月にレース開催している中山でのデビュー組がほとんどいないということです。

もちろん新馬戦は開催されており、新馬勝ちの若駒たちを輩出しているのですが、そこからクラシック戦線を沸かせる馬がほとんど出てきていないというのは少し驚きの事実でした。(なんでだろう???)

【デビュー時期(月)】

【新馬戦のコース実績】

新馬戦につづいて、初勝利を挙げたレースという観点でも見てみたいと思います。

7割弱が新馬勝ち、9割以上が2戦目以内で勝ち上がりであることを考えるとデビュー月のグラフが少し後ろにズレる感じかなと思いましたが、その通りになってますね。

ピークは10月と11月で、デビュー時期のピークが1カ月後ろに倒れた感じですね。

また一番遅い勝ち上がりとして3月に1頭の実績があります。

未勝利戦は、4月以降も開催されており皐月賞やダービーには間に合わないものの、10月後半に開催される菊花賞で活躍する馬は多少デビューが遅くともいけるんじゃないかと思っていたのですが、そんな簡単なものじゃないんですね。

3月の勝ち上がりが1頭ということを考えると、実質的に遅くとも1月には初勝利を挙げていないとクラシック戦線で活躍することはできないということなんですね。(少なくとも調査期間の実績としては)

【初勝利の時期(月)】

【初勝利のコース実績】

デビュー(新馬戦)および初勝利のデータからクラシック戦線で活躍する若駒たちには次の傾向があるように見えます。

  • 9月~11月の秋にデビュー/初勝利を挙げているケースが多い
  • 初勝利が芝1800mまたは芝2000mのケースが多い
  • 初勝利は東が東京、西は阪神と京都で、この3会場だけで全体の7割を超えている
  • 初勝利がダートや年明けにデビューしている馬たちは苦戦している

牝馬クラシック三冠(桜花賞/オークス/秋華賞)

つづいて、牝馬クラシック三冠の桜花賞、オークス、秋華賞について見ていきたいと思います。

尚、2015年~2023年の牝馬クラシック戦で3着まで入った若駒の総数は55頭でした。

2015年~2023年の成績

2015年の結果

ミッキークィーンが2冠を達成しましたが、この年は、なんといってもレッツゴードンキが30年ぶりに桜花賞を逃げ切って勝利というのが印象に残る年でした。

2016年の結果

この年は、メンツjの入れ替わりが多い年でした。

その中でオークス2着のチェッキーノですが、見事に娘が2024年オークスを制覇しましたね。

2017年の結果

東の藤沢厩舎ソウルスターリング、西の矢作厩舎のリスグラシューと(勝手に)盛り上がっていた年でした。

2018年の結果

もう、この年は、ご存知の通り9冠馬!アーモンドアイが三冠達成した年でした。

いやぁ、強かったですね。

2019年の結果

マイル路線でGⅠを席巻したグランアレグリア、海外GⅠで活躍したラヴズオンリーユー、そしてグランプリレース(有馬記念、宝塚記念)を席巻したクロノジェネシスと、今見てもすごいメンツが揃った年でしたね。

2020年の結果

2年間のアーモンドアイに続いて、デアリングタクトが三冠を達成した年でした。

三冠てこんなに短期間で発生するものなのかと、ちょっと感覚がマヒしていたのを覚えています。

2021年の結果

白毛馬で初クラシック制覇を達成したソダシ、アカイトリノムスメが母娘で秋華賞制覇となにかと話題がある年でしたね。

時間があればこちらの記事も見ていってください。

2022年の結果

スターズオンアースが2冠を達成した年でした。

勝ち馬になっていませんがナムラクレア、ナミュールと短距離戦戦を沸かせている両馬がいたんですね。

2023年の結果

圧倒的な強さで三冠達成したリバティアイランドの年でしたね。

強かった。ただそれだけです。

新馬戦および初勝利の調査

ここまで2015年~2023年における牝馬クラシック三冠の3着までを見てきました。

その中で出てきた若駒たちとその新馬戦および初勝利の日付、レースの一覧が次となります。

さて、こちらも一覧から、傾向を見てみたいと思います。

まず初勝利までの戦績ですが、新馬勝ちが6割弱と、やはり半数以上が初戦から勝ち上がってきていました。

また2戦目までに拡げると85%となり、やはり牝馬クラシック戦線でも活躍する馬は、早期に実力を発揮している結果でした。

【初勝利に要したレース数】

つづいて新馬戦(デビュー戦)に焦点を当て、デビュー時期(月)を調べてみました。

新馬戦が始まる6月から翌2月まで全ての月で実績があり、ピークは、7月、8月の夏競馬の時期と、10月、11月の秋に2つある感じですね。

なかでも8月の暑い盛りの時期が一番多い結果となっています。

10月、11月は、暑さを避ける意味でわかるのですが、7月、8月に多いのは、驚きでした。(なんでだろう??牝馬のほうが成長が早いとかあるんですかね。)

次にコースの観点でみてみると、全頭が芝コースデビューとなっています。

また距離でみると1600mが38%、1800mが29%、1400mが15%と1600m(マイル)を中心として前後200mの距離で8割以上を占めています。

会場(競馬場)の観点では、京都が25%と最多で、その次に新潟が16%、阪神が15%と続きます。

8月にピークがありますが新潟デビューが多数いるということですね。

また京都、阪神の2会場で40%を占めており西高東低な感じですね。

【デビュー時期(月)】

【新馬戦のコース実績】

次に初勝利を挙げたレースという観点で見てみます。

新馬戦では、夏と秋にピークが分かれていましたが、初勝利という観点では、10~12月に時期がピークとなっていました。(全体の44%)

翌年の4月に初勝利を挙げた例が2件ありますが、基本的に2月までに初勝利を挙げていることが必要そうです。

尚、会場(競馬場)の観点では、デビュー戦で2位につけていた新潟が7%と低下して、その代わりに東京が16%と2位タイとなっていました。

新潟など夏にデビューして勝てなかった馬たちが、秋の東京で初勝利を挙げるケースが多数ある感じですかね。

【初勝利の時期(月)】

【初勝利のコース実績】

牝馬クラシック三冠においてもデビュー(新馬戦)および初勝利のデータからクラシック戦線で活躍する若駒たちには次の傾向があるように見えます。

  • 10月~12月で初勝利を挙げているケースが多い
  • デビュー戦/初勝利のレースが芝マイルか前後の1400m、1800mで約8割を占める
  • 秋の京都・阪神か夏の新潟でデビューしているケースが多い
  • ダート戦でデビューおよび初勝利を挙げている馬は苦戦
    (サンプルでは全頭が芝コースデビューおよび初勝利)

まとめ

さて、いかがだったでしょうか?

ちょっとした思い付きで何か共通点でもあればと調査してみた今回の件、3歳クラシック戦線を沸かせた若駒たちのデビュー時期や初勝利という観点で横並びにして見たことがなかったのでどうなることかと思いましたが、調べてみると確かに共通点というか傾向がありました。

おさらいしてみると、

クラシック戦線(皐月賞、日本ダービー、菊花賞)では、

  • 9月~11月の秋にデビュー/初勝利を挙げているケースが多い
  • 初勝利が芝1800mまたは芝2000mのケースが多い
  • 初勝利は東が東京、西は阪神と京都で、この3会場だけで全体の7割を超えている
  • 初勝利がダートや年明けにデビューしている馬たちは苦戦している

牝馬クラシック戦線(桜花賞、オークス、秋華賞)では、

  • 10月~12月で初勝利を挙げているケースが多い
  • デビュー戦/初勝利のレースが芝マイルか前後の1400m、1800mで約8割を占める
  • 秋の京都・阪神か夏の新潟でデビューしているケースが多い
  • ダート戦でデビューおよび初勝利を挙げている馬は苦戦
    (サンプルでは全頭が芝コースデビューおよび初勝利)

といった傾向があることが分かりました。

もうすでに知っている人からすると、そんなの知ってるよという声が聞こえて来そうですね。

上記を踏まえて、新馬戦や未勝利戦を見て一足先に将来のダービー馬含むクラシック勝ち馬や活躍しそうな若駒に目星をつけるというのも面白そうですね。

もしかしたら、ダービーなど実際のレースで馬券になる馬の絞りにも使えるかもしれないなと思いました。

自分は、次の機会に試してみたいと思います!

※馬券は20歳になってから。馬券は程よく楽しみましょう。

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