過去3年(2020年~2022年)の結果から、傾向データを作成しています。
基本的にワイド狙いのため3着以内の実績を集計しています。
傾向データの集計・整理の観点として次でまとめています。
血統関連(父、母父、父系統×母父系統、ファミリーナンバー)
生産者
性別/年齢
馬体重
騎手
調教師
人気
また、上記の観点毎に、複勝率と複回収率を算出しています。
複勝率は、3着以内に来ている確率となります。厳密には2着までのケースがありますが、一律3着以内で算出していますので、この点はご了承ください。
複所率 = そのデータの3着以内実績数/そのデータの総出走数 × 100
複回収率は、3着以内に来た時の複勝オッズの合計値と出走実績総数から算出しています。
複回収率 = 3着以内に来た時の複勝オッズ合計/そのデータの総出走数 × 100
複勝率と複回収率の例>血統関連(父)の分析の例
※そんなの知っているという人は、ここ読み飛ばしてくださいm(_ _)m
父ディープインパクトを持つ馬が仮に10回出走していたとして、10回のうち3回3着以内に来ていたとします。ここでは、このケースの複勝率を30%としてます。
そして3着以内に来た3回の複勝オッズ合計が10.0(10倍)だったとします。
この場合、複回収率は100%(トントン)となります。
つまり、分析対象レースで父ディープインパクトを持つ出走馬全て100円ずつ複勝を買ったとすると、出走数が10回なので総投資額は1,000円になります。
で、払戻しは複勝オッズ合計が10倍なので、こちらも1,000円となり投資額と払戻額が同額のトントンになります。よって回収率100%となります。
なお、レースの条件によって傾向が変わると考えており、次の3パターンで整理しています。
3歳未勝利戦(牝馬限定戦除く)
3歳以上1勝~オープンクラス(牝馬限定戦/ハンデ戦除く)
4歳以上1勝~オープンクラス(牝馬限定戦/ハンデ戦除く)
3歳未勝利戦(牝馬限定戦除く)
サンプル数
レース数 | 24レース |
出走馬総数 | 381頭 |
3着以内 | 72頭 |
血統関連
父
複勝率
上位(サンプル数5以上かつ複勝率33%以上)
下位(サンプル数5以上かつ複勝率20%未満)
複回収率
上位(サンプル数5以上かつ複回収率100%以上)
下位(サンプル数5以上かつ複回収率50%未満)
ハーツクライ、ドゥラメンテ、カレンブラックヒル、イスラボニータ、ロードカナロア、ハービンジャーが複勝率、複回収率の両面で成績優秀。
エピファネイア、ダイワメジャー、ダノンシャンティ、アドマイヤムーン、マツリダゴッホは、ここでは、あまり振るわない成績となっている。
母父
複勝率
上位(サンプル数5以上かつ複勝率33%以上)
下位(サンプル数5以上かつ複勝率20%未満)
複回収率
上位(サンプル数5以上かつ複回収率100%以上)
下位(サンプル数5以上かつ複回収率50%未満)
ゼンノエルシド、クロフネ、ダイワメジャー、アグネスタキオンが複勝率、複回収率の両面で成績優秀。
キングカメハメハ、ネオユニヴァース、ディープインパクト、ブライアンズタイムは、ここでは、あまり振るわない成績となっている。
父系統 × 母父系統
おまけ(参考)。
スマート出馬表の小系統で父系統と母父系統の組み合わせを掲載。
ファミリーナンバー(牝系)
複勝率
上位(サンプル数5以上かつ複勝率33%以上)
下位(サンプル数5以上かつ複勝率20%未満)
複回収率
上位(サンプル数5以上かつ複回収率100%以上)
下位(サンプル数5以上かつ複回収率50%未満)
2-e、2-d、5h、8-c、10-a、11、16-aが複勝率、複回収率の両面で成績優秀。
複回収率の下位に入っている系統は全て複勝率含めて、ここでは、あまり振るわない成績となっている。
おまけ(参考)
分岐無しファミリーナンバー毎の成績
生産者
社台系は、出走数が多いこともあり、複勝率では低めになるもののノーザンファームは複回収率含め優秀な成績、追分ファームは、複回収率の観点でノーザンファームに及ばない。
社台ファームは、複勝率、複回収率ともに、あまり振るわない成績。
他に出走数が多いところでは、岡田スタッドがあり、こちらも複勝率は低めも複回収率の観点では優秀な成績を収めている。
性別/年齢
複勝率では、差がない。
複回収率の観点では、牝馬が優勢。
馬体重
400kg未満の3着以内実績は無い(0件)。
複勝率の観点では、480kg以上520Kg未満の成績が比較的優秀。480kg以下だと大差はない。
複回収率の観点では、体重が軽いほうが回収率が高くなっており、450kg前後の特に牝馬の好走に注意が必要。
馬体重の増減では、2桁増減でも、複勝率がさほど変わらない。複回収率の観点では、高くなる傾向があるため、2桁増減で人気が落ちているケースの好走には注意が必要。
騎手
複勝率
上位(サンプル数5以上かつ複勝率33%以上)
下位(サンプル数5以上かつ複勝率20%未満)
複回収率
上位(サンプル数5以上かつ複回収率100%以上)
下位(サンプル数5以上かつ複回収率50%未満)
M.デムーロ騎手、三浦騎手、横山琉騎手、横山和騎手、北村宏騎手、田中勝騎手、吉田豊騎手、津村騎手が優秀な成績となっている。
ルメール騎手は、複勝率は43%と優秀も、人気を背負うことが多く複回収率は低い。ルメール騎手騎乗の出走馬の取捨選択と馬券への組み込み方は、このレースの1つのポイントになりそう。
大野騎手、木幡巧騎手、丸山騎手、菅原良騎手、田辺騎手は、ここでは、あまり振るわない成績となっている。
調教師
複勝率
上位(サンプル数5以上かつ複勝率33%以上)
下位(サンプル数5以上かつ複勝率20%未満)
複回収率
上位(サンプル数5以上かつ複回収率100%以上)
下位(サンプル数5以上かつ複回収率50%未満)
複勝率上位に記載した調教師は、複回収率含めて優秀な成績となっている。
その他、青木孝調教師、林徹調教師も優秀な成績となっている。
複回収率の下位で記載している調教師は、ここでは、あまり振るわない成績となっている。
人気
1番人気の複勝率は、63%と比較的低め。
4番人気が46%と2番人気、3番人気を上回る成績となっている。
また、8番人気で21%、10番人気で17%と比較的高い複勝率となっている。
全体的に、荒れる傾向がうかがえる。
3歳以上1勝~オープンクラス(牝馬限定戦/ハンデ戦除く)
サンプル数
レース数 | 18レース |
出走馬総数 | 259頭 |
3着以内 | 54頭 |
※少なめです
血統関連
父
複勝率
上位(サンプル数5以上かつ複勝率33%以上)
下位(サンプル数5以上かつ複勝率20%未満)
複回収率
上位(サンプル数5以上かつ複回収率100%以上)
下位(サンプル数5以上かつ複回収率50%未満)
複勝率上位で記載した種牡馬は、ルーラーシップがやや回収率が下がるものの優秀な成績。
その他では、ディープブリランテも成績優秀。ステイゴールドは複勝率は今一つも、回収率は優秀。人気薄での好走に注意。(特に時計のかかる馬場)
複回収率下位に記載した種牡馬は、ここでの成績は、いまいち振るわない。
エピファネイア、スクリーンヒーロー、モーリスといったRoberto系が振るわない状況。
母父
複勝率
上位(サンプル数5以上かつ複勝率33%以上)
下位(サンプル数5以上かつ複勝率20%未満)
複回収率
上位(サンプル数5以上かつ複回収率100%以上)
下位(サンプル数5以上かつ複回収率50%未満)
Galileo、ダンスインザダーク、キングカメハメハ、フレンチデピュティの成績が優秀。
上記の表には入ってきてないですが、ディープインパクトも比較的優秀な成績。
アグネスタキオン、シンボリクリスエス、Giant’s Causeway、スペシャルウィークあたりは、比較的、振るわない成績となっている。
父系統 × 母父系統
おまけ。
スマート出馬表の小系統で父系統と母父系統の組み合わせを掲載。
ファミリーナンバー(牝系)
複勝率
上位(サンプル数5以上かつ複勝率33%以上)
下位(サンプル数5以上かつ複勝率20%未満)
複回収率
上位(サンプル数5以上かつ複回収率100%以上)
下位(サンプル数5以上かつ複回収率50%未満)
複勝率上位に記載した系統が成績優秀。
複回収率下位に記載した系統は、ここでは、あまり振るわない。
おまけ(参考)
分岐無しファミリーナンバー毎の成績
生産者
3歳未勝利戦と同様に、社台系は、出走数が多いこともあり複勝率では低めになるもののノーザンファームは複回収率含め優秀な成績。
社台ファームは回収率はそこそも、複勝率が8%と、ここでも振るわない。
社台系以外で、出走実績多数の岡田スタッドは、ここでは複勝率も高くなっている。
性別/年齢
3歳、4歳馬の成績が優秀。その中で牡馬の成績がやや優勢。
複回収率の観点では、4歳牝馬の成績が優秀。
馬体重
400kg未満の3着以内実績は無い(0件)。
馬格がある馬(大きな馬)ほど、複勝率は上がる傾向。
520kg以上の大型馬は、回収率も高く、人気薄での好走に注意が必要。
増減では、2桁の増減(特に増)は、サンプル数が少ないが、複勝率と複回収率がともに高く、大幅な体重増を敬遠して人気薄となっている出走馬の好走には注意が必要。
騎手
複勝率
上位(サンプル数5以上かつ複勝率33%以上)
下位(サンプル数5以上かつ複勝率20%未満)
複回収率
上位(サンプル数5以上かつ複回収率100%以上)
下位(サンプル数5以上かつ複回収率50%未満)
複勝率上位の騎手は、複回収率ともに優秀な成績。
複回収率下位の騎手は、ここでは、あまり振るわない。
ここに、ルメール騎手がいるのが個人的には意外です。
調教師
複勝率
上位(サンプル数5以上かつ複勝率33%以上)
下位(サンプル数5以上かつ複勝率20%未満)
複回収率
上位(サンプル数5以上かつ複回収率100%以上)
下位(サンプル数5以上かつ複回収率50%未満)
上原調教師、国枝調教師、大竹調教師、小島茂調教師が成績優秀。
高木登調教師、加藤征調教師は、ここでは、あまり振るわない。
人気
1番人気の複勝率56%と低く、信頼度は低い。
3番人気が56%と1番人気と同等であり、4番人気も50%とあまり遜色ない成績となっている。
また6番人気が33%と比較的高い複勝率となっている。
一方9番人気以降は、6%程度と低く、極端な大穴は期待薄となっている。
4歳以上1勝~オープンクラス(牝馬限定戦/ハンデ戦除く)
サンプル数
レース数 | 35レース |
出走馬総数 | 482頭 |
3着以内 | 105頭 |
血統関連
父
複勝率
上位(サンプル数5以上かつ複勝率33%以上)
下位(サンプル数5以上かつ複勝率20%未満)
複回収率
上位(サンプル数5以上かつ複回収率100%以上)
下位(サンプル数5以上かつ複回収率50%未満)
複勝率上位に記載している種牡馬が成績優秀。
その他、キンシャサノキセキ、モーリスなども比較的優秀な成績となっている。
複回収率下位に記載した種牡馬は、ここでは、あまり振るわない。
特に、ハーツクライ、オルフェーブルは、複勝率が、10%未満と苦戦。
母父
複勝率
上位(サンプル数5以上かつ複勝率33%以上)
下位(サンプル数5以上かつ複勝率20%未満)
複回収率
上位(サンプル数5以上かつ複回収率100%以上)
下位(サンプル数5以上かつ複回収率50%未満)
複勝率上位に記載している種牡馬が成績優秀。
その他、マンハッタンカフェも比較的優秀な成績となっている。
サンデーサイレンス系としては、ダイワメジャーとマンハッタンカフェの2頭が優秀。
フジキセキ、ゼンノロブロイ、スペシャルウィーク、アグネスタキオン、ネオユニヴァースといっサンデーサイレンス系がここでは、振るわない。またキングカメハメハも苦戦している。
父系統 × 母父系統
おまけ。
スマート出馬表の小系統で父系統と母父系統の組み合わせを掲載。
ファミリーナンバー(牝系)
複勝率
上位(サンプル数5以上かつ複勝率33%以上)
下位(サンプル数5以上かつ複勝率20%未満)
複回収率
上位(サンプル数5以上かつ複回収率100%以上)
下位(サンプル数5以上かつ複回収率50%未満)
複勝率上位で記載した系統が成績優秀。
その他、16-a、9-fの成績も比較駅優秀。
回収率下位に記載した系統は、ここでは、あまり振るわない。
おまけ(参考)
分岐無しファミリーナンバー毎の成績
生産者
社台系はここでも出走数が多く、複勝率が低めになるが、ノーザンファームはここでも比較的優秀な成績。
その他、出走実績が多い中では、ダーレー・ジャパン・ファームがここでは比較的優秀な成績をあげている。
性別/年齢
牡、騙馬は4歳の成績が比較的優秀。
牝馬は、5歳の成績が比較的優秀。
年齢が上がるとともに、成績が下降する傾向にあるものの牡馬は、8歳馬の成績が高い。
オープンクラスなどクラスが上のレースで8歳牡馬の実績馬が出てきたときは注意が必要。
馬体重
400kg未満の3着以内実績は無い(0件)。
馬体重により複勝率に差はない。
複回収率は、520kg以上が低めになっているが、その他大きな差はない。
増減に関しても、増減、変動幅の両面で極端な偏りの傾向はみられない。
騎手
複勝率
上位(サンプル数5以上かつ複勝率33%以上)
下位(サンプル数5以上かつ複勝率20%未満)
複回収率
上位(サンプル数5以上かつ複回収率100%以上)
下位(サンプル数5以上かつ複回収率50%未満)
複勝率上位に記載した騎手は、成績優秀。
吉田豊騎手、横山典騎手、津村騎手は、複勝率10%未満と苦戦。
調教師
複勝率
上位(サンプル数5以上かつ複勝率33%以上)
下位(サンプル数5以上かつ複勝率20%未満)
複回収率
上位(サンプル数5以上かつ複回収率100%以上)
下位(サンプル数5以上かつ複回収率50%未満)
複勝率上位で記載した調教師は成績優秀。
複勝率下位で記載した調教師は、ここでは振るわない。
国枝調教師、手塚調教がここにいるのは、個人的には意外でした。
人気
1番人気の複勝率は、46%と50%を切っており信頼度は低い。
2番に気が54%と最も高くなっている。軸にするなら2番人気から。
4番人気まで40%超えとなっているが、それ以降下がっているが12番人気が19%あるなど、大穴も十分にあり得る結果となっている。
全体的にここも荒れる傾向が強いレースだといえる。