あの人やこの人、他の人は、どんな馬券を買っているのか?
勝ってる?、負けてる?、そこに何か違いがあるのか???
気になることありますよね。
筆者も気になっていたので、その一端でも覗けないかと、
netkeiba.comが主催している誰でも無料で参加できる予想大会『俺プロ』の参加者の予想データと実績を少し覗いてみました。
予想の上位ランク者とそうでない人で違いはあるのか?
結論から行くと、賭けているレース数と馬券の種類で次の通り大きな違いがありました。
上位ランク者の特徴
- レース数を絞っている(平均4レース/日)
- リターンの大きい馬券の種類で勝負している(3連単が43%)
具体的に見てみましょう。
収集したデータ
今回は、『俺プロ』の今日現在(2023年6月)の予想レースの回収率上位ランカートップ10をサンプリング。
(以降、この記事の中で、このトップランカーの人たちを『名人たち』と呼びます。)
また、比較のため回収率が100%を少し切るランクの人たち5名をピックアップしてみました。
(具体的には、2,000位くらいのランクの参加者となります。以降、この記事の中では、この人たちを『うまい人たち』と呼びます。)
そして、収集したデータは次となります。
- 1日あたりの予想に参加したレース数
- レース毎の予想している馬券の種類
尚、同一レースで複数の馬券の種類に投票しているケースもありますが、その場合、一番比重を高くしている馬券に統一してカウントしています。
また、10日分の予想をサンプルとして抽出しています。
全数が10日分に満たない人は、その全てをカウントしています。
集計結果
1日あたりの予想レース数
平均値 | 中央値 | |
名人たち | 4レース | 2レース |
うまい人たち | 17レース | 15レース |
明らかに、名人たちは勝負するレースを絞っていることがわかりますね。
名人たちは、うまい人達に比べ、平均値で約1/4、中央値で見ると、約1/8程度となります。
かなりの差がありますね。
ちなみ、名人たちも、うまい人たちもレースの条件(重賞や条件戦)やコース(競馬場、芝/ダート、距離)など何かに特化しているようには見えませんでした。
馬券の種類
名人たちは、
- 3連単が圧倒的な主軸(43%)
- サブとして、馬単、3連複を使い分けている(20%前後)
- 的中率よりも回収率に特化
うまい人たちは、
- 3連複が主軸(38%)
- 3連単、複勝、馬連、ワイドはさほど差がなく使ってる(15%前後)
- 名人たちに比べると、的中率も意識しているように見える(特に複勝の比率が顕著)
参考までに、的中率としては、名人たちが、平均約20%、うまい人たちが平均約40%と2倍近く、うまい人たちが高い結果となっています。
名人たちは、レースによって、3連単、3連複、馬単を使い分けていますが、基本、ハイリターンを毎回狙っている。回収率が極端に落ち込むのを防ぐために適宜、その他の馬券も最低限織り交ぜて勝負している感じに見えました。
一方、うまい人達は、勝負するレースも、馬券の種類も千差万別で、工夫を凝らしていることは、うかがえますが、名人たちと比較すると数うちゃ当たる感を受けました。
それでも、この予想ゲーム上ですが、回収率がトントン近くなので、相当”うまい”人たちなんですよね。
まとめ
回収率が高い名人たちは、レース数を絞り、高配当を狙っていく姿勢を一貫して貫いている。
荒れそうなレース※を見極めて、レース数は絞っていくことが回収率を上げる鉄則と言われていますが、まさにそれを実践していると認識しました。
ただ、筆者は、競馬は勝つこと(回収率100%超え)だけではなく、愉しむことだと思っているので、うまい人たちのように、それなりにでもほどほに数をこなし、的中率も高い、でも儲けは、出ていない(損もしていない)というスタイルが理想だなと感じてしまいました。
※馬券は20歳になってから。馬券は程よく楽しみましょう。