2024年の成績を振り返る中で、回収率を下る要因に自分の過去データを元にした予想スタイルに反して、準備ができていないのに馬柱データ、パドックの様子など勘と度胸で勝負をしているというのがありました。
その最たる例が重賞レースであり、とりわけGⅠレースです。
自信も裏付けもないまま、ついつい突っ込んでしまうんですよね。
2025年は、こういった準備不足のレースで勝負するのは避けようと考えていますが、GⅠはやっぱりやってしまうと思うんですよね。
であるならばGⅠで勝負できるよう、過去データの整理をしてしまおうと思い立ちました。(遅いですね。)
ただ、なぜここまでGⅠレースのデータ整理に手をつけてなかったかというと、やはりサンプルとして使えるレース数が少ないケース(2歳馬・3歳馬限定戦、牝馬限定戦、長距離戦など)があり、自分の過去データを元に予想をするというスタイルと合わないだろうという理由がありました。
この点も踏まえ本番予想は、基本的に今まで通りに勘や度胸やあれやこれや活用してやるとして、過去データを集めれるだけ集めて、今まで自分がやってこなかったアプローチで使ってみようと思います。
前置きが長くなりましたが、結局、何をするかというと過去データから消せるデータを探してみるアプローチを取りたいと思います。
いわゆる消去法てやつですね。
今までは、過去データを馬券内に”来る”馬を探すために使っていましたが、来ない馬=消せる馬を探すためのデータ収集というやり方に、これを機にトライしてみようと思います。
収集するデータ
今回は、次の収集対象と収集データ項目を元に分析をしたいと思います。
◆◆ 収集対象レース ◆◆
次の条件で対象レースの情報を収集したいと思います。
尚、J・GⅠ(障害レース)は申し訳ないですが対象外とします。
- 2020年~2024年の過去5年のレース
- GⅠと同じコースの3勝クラス以上のレース(3勝、オープン、リステッド、GⅢ~GⅠ)
- ハンデ戦は対象から除く
- 2歳馬、3歳馬、牝馬限定戦は、その条件に合致するもののみ扱う
- 古馬混合戦は、3歳以上と4歳以上を分けて扱う
4点目の2歳馬戦、3歳馬戦、牝馬限定戦、長距離戦は取集できるレース数が少なく、まともな分析が出来なさそうと思いますが、まぁ、とりあえずやってみたいと思います。
◆◆ 収集するデータ項目 ◆◆
血統面の7項目含む全17項目で攻めてみたいと思います。
17項目の観点で、一度も馬券に絡んでいない(≒3着以内に来ていない)データを洗い出してみたいと思います。
- 血統
- 父
- 父系統
- 母父
- 母父系統
- 母母父
- 母母父系統
- ファミリーナンバー
- 生産者
- 性別・年齢
- 出走間隔
- 馬体重
- 馬体重
- 馬体重増減
- 調教師
- 騎手
- 枠(ゲート)
- 枠番号
- 馬番号
- 人気
使えるデータが取れるか未知数ですが、とりあえずやってみたいと思います。
尚、血統の系統に関しては、スマート出馬表の分類を活用させていただきました。
消しデータ探し
それでは、本題の消しデータを探っていきたいと思います。
今回対象とするレースは、J・GⅠを除く2025年度の全GⅠレースとまります。
2025年のGⅠレースは次の24レースとなります。
尚、今回収集した血統などの各種データは、その数が2件以上あるものを対象として扱います。
これは、例えば父馬を調べる場合、その父馬の産駒が2回以上出走している場合に分析対象として取り上げるということになります。
もう少しデータ数は多いものを扱ったほうがいいとは思いましたが、そうするとサンプルレース数が少ないケースだと、多くの項目でデータ無しとなるケースも出てくると思い、一旦2件以上と設定しました。
フェブラリーステークス
1発目は、2月23日(日)に東京競馬場で開催されるフェブラリーステークス(4歳上、ダート1,600m )です。
こちらサンプルとして収集できたレース数は、20レースでした。そこそこ数がありましたね。
それでは、早速、消しデータ探しに移りたいと思います。
血統
まずは、父馬の観点です。
一応、単軸の観点で勝ち馬を出していない父馬も載せておきます。
続いて母父の観点です。
こちらも単軸の観点で勝ち馬を出していない母父を掲載します。
続いて母母父の観点です。
単軸(勝ち馬)の観点です。
最後にファミリーナンバーです。
こちら単軸(勝ち馬)の観点と併記で掲載します。(左が3着迄、右が1着の観点)
生産者
血統に続いて生産者(生産牧場)の観点となります。
こちらも、単軸(勝ち馬)の観点と併記で掲載します。
性別・年齢
続いて性別と年齢となります。
出走間隔
出走間隔(ローテーション)の観点とります。
馬体重
馬体重に関しては、440Kg未満が消し対象となります。
馬体重増減に関しては次の通りとなります。
調教師
続いて調教師の観点となります。
尚、2025年時点で引退されている方も含まれています。
騎手
騎手の観点となります。
こちらも調教師と同様に2025年時点で引退されている方も含まれています。
枠(ゲート)
まずは枠番ですが、こちらどの枠も3着以内に来ている実績ありでした。
その中で、1枠だけが勝ち馬の観点で実績0でした。
馬番の観点は次の通り
人気
人気の観点は次の通りです。
高松宮記念
(準備中)
大阪杯
(準備中)
桜花賞
(準備中)
皐月賞
(準備中)
天皇賞(春)
(準備中)
NHKマイルカップ
(準備中)
ヴィクトリアマイル
(準備中)
優駿牝馬(オークス)
(準備中)
東京優駿(日本ダービー)
(準備中)
安田記念
(準備中)
宝塚記念
(準備中)
スプリンターズステークス
(準備中)
秋華賞
(準備中)
菊花賞
(準備中)
天皇賞(秋)
(準備中)
エリザベス女王杯
(準備中)
マイルチャンピオンシップ
(準備中)
ジャパンカップ
(準備中)
チャンピオンズカップ
(準備中)
阪神ジュベナイルフィリーズ
(準備中)
朝日杯フューチュリティステークス
(準備中)
ホープフルステークス
(準備中)
有馬記念
(準備中)
消去法はあくまで予想方法の一要素
今回は、いままで無防備に突っ込んでいっていたGⅠレースに、少しでも根拠のある予想を持って臨みたいと思い消去法という、これまでにないアプローチをトライする内容となっています。
現時点でどこまで使えるやり方なのかが見えていませんが(これがわかれば苦労しないというやつですね。)1年を通して実験的に取り組んでみたいと思います。
ただ、現時点で想像ですが、おそらく複数の観点でヒットして根拠を持って消せる!となる馬は出走メンバ中ごくわずかだったという可能性が結構あるかなと思います。
少なくとも、今回整理したデータを元にした消去法だけで4~5頭まで絞れました!という夢のような展開は、一度もこないのではないかと推測しています。
となると、結局は、消去法と勝ち馬を予想するやり方をミックスして臨む必要があるかなと思っています。
まぁ、この勝ち馬予想が競馬の面白さの大きなウェートを占めていると自分は考えているので、今回のアプローチがその予想にかかる負荷や時間をすこしでも緩和してくれたらなと期待しています。
今の時点で、どんな結果がでるのかは分かりませんが、まずは楽しみながらやっていきたいと思います。
※馬券は20歳になってから。馬券は程よく楽しみましょう。