末永く競馬ライフをエンジョイすることを筆者は、『持続可能な競馬ライフ』と名づけるばかりか、次のような定義まで勝手にしてたります。
また、持続可能な競馬ライフを実現するための目標として、次を設定しました。
これを、Sustainable KEIBA-life Goals、略してSKGsとしました。
SKGs 1 : 馬券購入費以外の出費を無くそう
馬券以外の出費その1:スポーツ新聞/競馬新聞 約150円~500円/日
スポーツ新聞、これがないと始まらないですよね。
出馬表、馬柱、オッズ、馬体重などは、JRAのサイトに出ますが、それだけで予想するのは結構しんどい。
やっぱり手っ取り早くポイントを把握したいとなり、つい買ってしまいますよね。
しかし、スポーツ新聞を毎週土日に買ったとすると、
【月間】 150円/日 × 8日 = 1,200円/月
【年間】 1,200円/月 × 12カ月 = 14,400円/年
となります。
こう見るとそれなりですね。
ちなみに専門紙だと、さらに3倍超となります。
では、この出費に対する対価として何を求めているのでしょうか?
- 専門家の勝ち馬予想
- 同じく専門家の展開予想
- 出走馬の脚質情報
- 出走馬の詳細分析情報(持ち時計、コース実績、各種指数など)
- 調教データ/分析情報
- 厩舎や騎手などの関係者の談話
といった予想や分析データではないでしょうか。
確かに、これらの情報は非常に大事です。
しかしながらここにお金を使うことはきっぱりやめます。
馬券以外の出費その2:場外馬券場への往復交通費 数百円~数千円/日
「そのまま!」、「差せ!」といった歓声が飛び交う臨場感を味わいたい場合や近くに用事があって立ち寄る場合は別ですが、ただ単に馬券を購入するためだけに場外馬券場に行くのは、交通費の浪費だと思います。
この点は、コロナ禍のステイホームというきっかけもあり、即PATで馬券を購入できるようにしました。
ネット投票は、「手続きがメンドクサそう」というのと「これやったらいつでも馬券買えるからドツボにはまりそう」という怖さがありました。
前者の手続きは、やってみたら思ったほど大変ではなく”即”PATというくらい素早く使えるようになりました。
後者は、自制できる自信はありましたが、いざ申し込みをする段になり本当に大丈夫だろうか?としり込みするところがありました。
この点に関しては、マイルールの1つとして定めた『1カ月あたりの利用可能額を決めて、追加投資はなしとしよう』で自分なりの対策をしてみました。これは後述します。
馬券以外の出費その3:入出金に関する手数料 15円~220円/回
場外馬券場/競馬場では、基本現金での馬券購入となるため近年のキャッシュレスの流れと逆行して、それなりの金額を引き出して持っていく必要がありますよね。
土日にいざ出かけようとして手持ちが心もとないことに気づき、途中のコンビニATMで引き出す、なんてこと昔は、よくやってました。
銀行によっては、ATM手数料無料(回数制限有)といったこともあるかと思いますが、往々にしてその回数を超えて手数料を支払っているなんてことがあったかなと思います。
とても無駄な出費ですね。
この点は、即PATにすることで解決ですね。
尚、追加で注意したいのが即PATにおいて銀行口座からの送金は、1日2回まで手数料無料で3回目以降、1回あたり15円の手数料が発生します。
たかだか15円ですが、ちりもつもれば、されど15円となります。気を付けましょう。
基本的に、その週で使う金額を一括で入れるようにしています。
SKGs 2 : 1ヵ月あたりの利用可能額を決め追加無しとしよう
持続可能とするために、ここ、とっても大事ですね。
ある意味、ほぼ全てここにかかっているといっても過言ではないかもしれない。
月額の限度額を決める
競馬で使うお金は、1レースで使う金額を決めて臨む、その日に使う総額を決めて臨む、もう適当に手持ちで勝負するなど人によっていろいろあるかと思いますが、マイルールとしては、月額を定めることをしたいと思います。
この月額限度額の中で、好きに勝負をしてよいとするルールとします。
レース開催日によって勝負したいレースの数は変動すると思いますし、勝負をかけるレースも変わると思います。
なので1レースや1日という単位で縛りを入れるのではなく、月という単位で決めることで柔軟性を持たせるようにします。
また、数カ月や1年とすると、下手すると前半で資金を使い切ってしまうリスクがあるため、1カ月で区切るというルールとしました。
ここでもう一点、大事になるのが月額の限度額の設定です。
ここは、エイヤでなく冷静に足元(自分の資金力)を見ながら決めることが大事です。
投資と競馬は生活の余力の中でですね。(ファイナンシャルプランナーの方などから投資と一緒にするなと言われますね。)
ちゃんとまじめに、自分の収入(お小遣い)から必要経費を差し引いて、その残りから月額限度額を設定します。
【主な支出】
◆固定費
携帯料金、サブスクなど月額(ほぼ)固定で出ていくもの
◆準固定費
昼食代などある程度決まった範囲で確実に出ていくもの
◆変動費
変動幅が大きく、一度に出ていく額も大きくなりがちなもの
代表は、飲み会代ですよね
◆リスク対策費
終電を逃した後のタクシー代など(w
固定費・準固定費は、ある程度実績から出せますが、変動費とリスク対策費はどの程度でみるか結構振れ幅が大きいですね。
ここはシビアに(多めに)見積もって算出したほうが後々後悔しなさそうと思います。
ここで計算した余力から月額限度額を決めたいと思います。
ちなみに、具体的な限度額は、ほかにこれといってお金をかける趣味はないので全振りして5,000円で決定です。
追加をしない(限度額を超えない)ための準備
ココが大事ですね。
なにやかんやで、結局ちょこちょこ追加投資をしてしまいドツボにハマる。
この事態を回避しないと持続可能とはなりません。
ということで、まずは元となるお財布から分けるということで、お小遣いの口座とは別にネット競馬専用の口座を作ります。
そして、お小遣い口座から毎月、限度額分を自動送金するよう設定します。
ここで、絶対に数カ月分や1年分をまとめて入れないようにしています。
やっぱり手元に資金があるとつい使ってしまうという状況を作り出さないようにしないといけないですね。
尚、余談ですが、元になるお小遣い口座としては、三井住友銀行のOliveの口座としています。
Oliveでは、他行への振り込みが3回/月無料なため、ネット競馬用口座への振り込みだけでなく諸々の振り込み手数料が無料になるため非常に重宝してます。
余談ついで、ここで大事なのが自動送金として、手動で送金をしないようにするということです。
なぜか?
この作業に慣れてしまうことを防ぐためです。
月に1度でもやってしまうと、同じ作業は2度も3度も変わらないと感じてしまいます。
これが曲者です。ここを断つことが、意外に大事だと考えています。
また、手動で毎月送金するときに、つい何の根拠もないのに、今月は増やしてみるかとかルール破りをするきっかけとなる可能性があるためです。
ここまでやってルール破りをしてしまうなら、お小遣い口座自体をしかるべき信頼できる人に返上し、必要な額だけ現金をもらうか、クレカ・PayPayなどのキャシュレス決済として、自分だけで競馬専用口座へ送金できないようにすることを検討します。
もしくは、きっぱり馬券購入から足を洗う!
という覚悟でこのルールを守ろうと思ってます。。。
なお、ネット競馬用口座の前月からの繰越および勝ち分は、自由に使ってよいものとしてます。
そうすることでキープあるいは勝ちにもっていけば、その分だけ翌月に勝負の幅を拡げることができ、モチベーションアップにもつながると考えています。
SKGs 3 : 回収率は、払戻率相当でよしとしよう
回収率は、払戻率相当でよしとするとは、つまり回収率を70%以上80%以下に設定するということです。
尚、払戻率に関しては、こちらの記事を読んでいただければと思います。
自分は、馬連(77.5%)、ワイド(77.5%)、3連複(75%)あたりで勝負することが多いので75%でよしとします。
これって、つまりどういうことかと言えば賭け金の25%分は、負けてもいいことを意味します。
この25%の負けは最高のエンタメを愉しんだ対価だと考えるようにしたいと思います。
もちろん、これ目標値なので回収率0%ということもあり得ます。
じゃあ、なんでこんな目標を設定するかと言えば、賭けに勝つこと(つまり儲かる=回収率100%を超える)だけに囚われず、愉しむための余裕を持つためです。
ただ、負けてばかりだと、さすがに持続可能とは言い難いし、いい意味での緊張感も無くなるので75%くらいを目標に頑張ろうということにしました。
回収率とは?
話が前後しますが、前段でも出ている回収率の言葉の定義は、読んで字のごとく自分が突っ込んだ賭け金に対してどの程度の払い戻しがあったかのかを百分率(パーセント)で示したものです。
単勝オッズ2.0倍の出走馬に1万円1点勝負で的中させたら、払戻金は2万円となりますね。
この時、回収率は200%となります。逆に外した場合は、0%ですね。
一般的にトータルで回収率100%を超えることを狙い(つまり儲けが出ること)、必死に予想し馬券を購入してますよね。
自分は、これを75%を目標値として、儲ることに固執せず愉しみながら大負けもしない道を探っていきたいと考えています。
SKGs 4 : 自分なりの予想で勝負しよう
『SKGs 1:馬券購入費以外の出費を無くそう』で宣言した通り、新聞や有料の予想などには手をつけず、自分自身で知恵を絞り汗をかいて試行錯誤していきたいと思います。
末永く愉しんでいくには、ここの作業に没頭できるかどうかはかなり大事な要素だと考えています。
プレゼンテーションを考えるときにスライド資料作りが楽しくてそれに時間を費やしてしまうのと同じ構図ですね。。。
これ仕事だと目的と手段が入れ替わっていて、本末転倒だろうと怒られそうですが、競馬ライフを愉しむ上では、それでいいんだと思ってます。
なんでもいいので愉しめれて没頭できればいいんです!
尚、この自分なりの勝負スタイルや予想方法の試行錯誤は、ネタとして投稿していければと考えています。
SKGs 5 : 勝ちたいだけでなく、当てたい!気持ちも大事にしよう
当てたい気持ちを大事にする、ちょっと曖昧な目標ですよね。
この言葉だけだと実践にあたって指標として使えないので、ここでは的中率を具体指標として使っていきたいと考えています。
的中率とは、
的中したレース数 / 勝馬投票を行ったレース総数 × 100
です。
尚、投票した買い目を分母に、的中した買い目を分子とするケースもありますが、ここでは、レース数でいきたいと思います。
この的中率目標を考える時に、すでに目標として定めた回収率目標=75%以上という数字を意識する必要があります。
なぜなら、
回収率目標 = ①レース毎に狙う回収率目標 × ②的中率
となるためです。
これは、例えば①レース毎で狙う回収率目標を300%だと仮置きする(つまり毎レース、突っ込む資金の3倍になるように賭けていく)と、②的中率は25%以上必要となります。
300%の25%は75%ということですね。
そして的中率25%以上ということは、4レースやったら1レース以上的中させる必要があるということです。
上記の計算式を踏まえて、実際に自分のこれまでの買い方や戦績を見てみると、大体、毎レース200%~300%の回収率になるように買い目を絞っていました。
我ながら、そんなに意識していなかったですが、こうやって振り返ってデータみてみると確かに資金が2倍~3倍になればいいなと思ってオッズとにらめっこしていることが多いなと思いました。
この実績から、レース毎に狙う回収率目標を300%以上に設定すると今までのやり方を大きく崩さずにいけそうなので、今いまは300%以上を①レース毎で狙う回収率目標としたいと思います。
そうすると的中率の目標値ですが、これは上の例と同じになるので、答えは25%以上となりますね。
つまり4レース中1レース以上的中させる必要がある。
なかなか厳しい数字ですね。。。
すこし脱線しますが、もう一段、上記の数字を具体例でイメージしてみたいと思います。
レース毎に狙う回収率目標300%(3倍)以上にするということは、具体的な買い目として
例えば馬連4点買いで、5倍、15倍、25倍、40倍の買い目で勝負すると約3倍になります。
(このあたりの算出方法に関しては、合成オッズでネット検索し確認いただけるとよいかと思います)
本命から中穴までをバランスよくという買い方ですね。
こんな感じの狙い目で4レース勝負して1レース当てる、、、
自分の実力では、結構難しいなと感じるのが率直な感想ですね。。。
気持ち的には、もっと高配当狙いでいって、その分当たる確率は低くてもよいという方向に寄せたくなりますね。
実際に回収率を上げるには、コツコツ確実に当て続けるは難しく、多少的中率は下がっても高配当狙いでいくのが鉄則だということも理解してます。
しかし、そもそもやっぱりチョイ勝ちでも当たるとうれしいですよね。
ハズレ続けて気持ちが折れるまでいくと、とてもじゃないですが持続可能な競馬ライフは送れないよなと思いました。
てことで、うだうだと書きましたが、当てたい気持ちを大事には、しっかりと的中率をある程度高めで維持していこうという決意の表れでもあるので高い目標だと思った的中率目標25%を目標値として採用したいと思います。
まとめ
ここでは、持続可能な競馬ライフを実現するために、SKGsという目標のもとマイルールを設定してきました。
競馬は、スポーツ、エンタメ、ギャンブルといろいろな側面をもっていますが、その中でもやはりギャンブルであることは忘れてはいけないなと思います。
ギャンブルは、やはり賭け事固有の面白さがある反面、のめり込みすぎると身を滅ぼすものであるため、しっかりと自分の中で末永く愉しむためのルールを設けて関わっていくことが大事だと思っています。
今回定めたマイルールを守ること、また適宜見直すこと自体も競馬ライフの一部として愉しみながらやっていきたいと思います。
さて、ここで掲げた目標の達成できるか!?
まぁ、ここから先はあまり深く考えず愉しみながらやっていきたいと思います。
※馬券は20歳になってから。馬券は程よく楽しみましょう。