2025年 JRA夏競馬開幕!今年は何がある?

雑談・雑記

2025年の日本ダービーは、本命1番人気のクロワデュノールと北村友一騎手の勝利で幕を閉じました。

ダービーが終わると、今年も始まるのが夏競馬シーズン。

昨年から昨今の猛暑への対策として新潟競馬場開催で昼間の時間帯を休憩時間にあて最終レースを18時25分発走に繰り下げるレーシングプログラムの大幅な改編のトライアルが行われました。

今年は、この暑熱対策が中京競馬場開催にも適用かつ2024年は2週間(4日間開催)だったところ、2025年は4週間(8日間開催)と倍にする試みがなされます。

尚、昨年の新潟競馬で適用された暑熱対策はこちらの記事にまとめています。

また、昨年のダービー馬クロワデュノールが6月の新馬戦で勝利したことが記憶に新しいですが、この時期から、いよいよ新馬戦がスタートします。

それこそクロワデュノールの印象からかもしれませんが、これまで有力新馬は秋競馬でデビューしてくるイメージでしたが、近年夏競馬の時期に前倒しする傾向があるのかと感じています。
(データで裏付け取っているわけではないので単なるイメージだけかもしれません。。。)

そんな感じで最近、ひそかに自分の中で人気が高まっている夏競馬に関するトピックを記事としてまとめてみました。

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夏競馬の時期はいつからいつまで?

夏競馬ていつからなの?

なんとなく、ダービー終わった後から?宝塚記念が終わった後かな?函館競馬場開催の北海道開催がはじまってから?

など意外に、ここだという定義が無いということに気づきました。

だったら初心に帰り、JRAのホームページで調べてみると若干言葉が違いますが、『2025 年度夏季競馬番組の概要について』というリリース文を見つけました。

この中に時期に関する次の記述がありました。

<3 回東京・3 回阪神・1 回函館(6 月)~3 回新潟・4 回中京・2 回札幌(9 月)>

夏季競馬においては、翌年のクラシックを目指す 2 歳馬がデビューするとともに、3 歳
馬と 4 歳以上馬が競い合う新たな競馬のサイクルがスタートいたします。

夏競馬ではなく”夏季”競馬となっていますが、ほぼ同義だと思いますので、この記事では同義として扱います。

そして、このリリース文の定義からすると、やっぱり日本ダービーの翌週からが夏競馬ということになり、今年度は6月14日(土)~9月7日(日)が対象期間となります。

2025年夏競馬では何がある?

2025年の夏競馬、冒頭でふれた暑熱対策の拡大以外にもいくつか変更点があります。

夏競馬で開催されるイベントとともに見ていきましょう。

レーシングカレンダーの改編

2025年の夏競馬では、重賞レースに関して近年では割に大きな改編がなされています。

開催日割の変更(主な変更点)

  • 6月の東京開催と阪神開催の日数短縮
    6月の東京開催と阪神開催が4週間(8日間開催)から3週間(6日間開催)に短縮
  • 6月~7月の小倉開催から中京開催は途切れなく連続開催へ
    昨年は小倉開催と中京開催の間に2週間の空きがあり、その間は札幌・新潟の2場開催となっていましたが、今年は夏競馬全期間で3場開催となります

暑熱対策の期間延長・対象追加

冒頭でもふれましたが、昨年度に初の試みとして導入された競走時間帯の拡大の期間と対象が次の通り拡大されます。

昨年度(2024)
対象 : 新潟開催
期間 : 2週(4日間)

今年度(2025)
対象 : 新潟開催、中京開催
期間 : 4週(8日間)

【競走時間拡大時の1日のレーシングプログラム】

重賞レースの各種変更

  • 宝塚記念が2週前倒し
    2週前倒しとなり安田記念の翌週開始となった
  • しらさぎステークス(GⅢ)の新設
    これまで米子ステークス(リステッド)として阪神競馬場で開催されていた3歳以上芝1600m戦がハンデ戦の新設重賞として改編された
  • ラジオNIKKEI賞(GⅢ)の出走条件の変更
    これまで3歳以上の古馬混合戦だったものが3歳馬限定戦へ変更となった
  • マーメードステークス(GⅢ)の府中牝馬ステークスへの改編
    京都芝2000m戦のマーメードステークスが府中牝馬ステークスに名称変更し東京芝1800m戦へ変更となった
  • プロキオンステークス(GⅢ)の東海ステークスへの改編
    小倉ダート1700m戦のプロキオンステークスが東海ステークスに名称変更し中京ダート1400m戦へ変更となった
  • その他
    関屋記念(GⅢ)が別定戦からハンデ戦へ、中京記念(GⅢ)がハンデ戦から別定戦へ、中京2歳ステークス(2024年は小倉2歳ステークス)の競走距離が芝1200mから芝1400mへと変更となった

サマーシリーズ開催

夏競馬期間に開催される重賞レースに関してスプリント戦、マイル戦、2000m戦、騎手という4つのカテゴリーを設け、着順に応じて得られるポイントを競うサマーシリーズが今年も開催されます。

各カテゴリーのチャンピオン馬は表彰されるとともに馬主・厩舎関係者へ賞金が授与されます。

同様にチャンピオンジョッキーも表彰および賞金・賞品が授与されます。

推し馬、推しジョッキーにがんばってもらいたいですね。

尚、各カテゴリーの対象レースは次の通りとなっています。

サマースプリントシリーズ対象レース

サマーマイルシリーズ対象レース

サマー2000シリーズ対象レース

サマージョッキーズシリーズ対象レース

加算ポイント定義

サマーシリーズキャンペーン

サマーシリーズ開催に合わせて豪華賞品が当たるキャンペーンが開催されています。

こちらクイズに答えて応募すると正解者の中から抽選で3,700名に豪華賞品が当たるというキャンペーンになっています。

キャンペーン概要
  • キャンペーン期間
    6月9日(月)~8月12日(火)
  • 対象レース
    サマーシリーズの重賞レース全て(6月14日~9月7日)
  • 応募方法
    専用サイトから回答・応募
  • クイズ内容
    大きく3つあります
    ①3択クイズ×3問に回答
    ②チャンピオンジョッキーを予想
    ③チャンピオンホースを予想

    参考までに、3択クイズは次の内容となっています。
    Q2以外は分かりますよね?
  • 賞品
    3択クイズ全問正解者にはA賞~C賞が当たるチャンスが、さらにチャンピオンジョッキーの予想が的中した方にはチャンピオンジョッキー賞、チャンピオンホースの予想が的中した方にはチャンピオンホース賞、チャンピオンジョッキーとチャンピオンホースの両方を的中させた場合はさらにWチャンピオン賞が当たるチャンスがあります!

    Quoカードでいいから当たってほしい!
  • その他
    回答はキャンペーン期間中であれば何度でもできます。その場合、最新の回答内容が有効となります。
    なので、チャンピオンジョッキーおよびチャンピオンホースの回答はキャンペーン期間の期限ぎりぎりまで(8月12日まで)状況をみてから回答するというのがよさそうですね。

    尚、昨年度のチャンピオンホースはサトノレーヴでした。チャンピオンジョッキーは、、、これは3択クイズの2問目になっているので、是非、ご自身で調べてみてください!

アレクシス・バデル騎手が短期免許で来日

香港を拠点に活躍するフランス人ジョッキーのアレクシス・バデル騎手が短期免許取得し夏競馬に参戦してきます。(7月26日~8月下旬までの予定)

香港を拠点とする騎手としてはJ.モレイラ騎手の活躍が印象的ですが、果たしてバデル騎手の腕前やいかに。

騎乗スタイル含めて注目ですね。

尚、バデル騎手は、2023年のワールドオールスタージョッキーズ(WASJ)で来日しており、そこで既にJRAで初勝利を挙げていたりします。

夏競馬は荒れる?

夏競馬といえば、荒れる難しいという話を耳にします。

個人的な感覚として、さほど大きな差は感じないですが(下手だから)、実際のところはどうなんでしょうか?

これは気になったので以前調査をしてみました。

この調査では、2020年~2023年の4年間の夏競馬(6月~9月上旬)における平場全レース(障害戦除く)と、同じ4年間の秋冬(10月~12月)の平場全レースでオッズ比較を行いました。

この時の結果では、確かに夏競馬の期間の方が秋冬競馬期間より、10~20%程オッズが高くなる傾向があることを確認しました。

つまり、夏競馬は少なくとも調査した4年間では秋冬競馬よりも荒れているという結果でした。

詳細は、こちらの記事をみていただければと思います。

まとめ

2025年度のJRA夏競馬も例年に増していろいろと話題があります。

まとめると、

  • 開催日割の変更(主な変更点)
    6月の東京、阪神開催が4週から3週へ短縮
    7月度の中京競馬開催期間が拡大し、夏競馬期間中ずっと3場開催となる
  • 暑熱対策の期間延長・対象追加
    昨年の新潟での2週から、対象に中京競馬場が加わり、期間も4週と倍増
  • 重賞レースの各種変更
    大きな変更として宝塚記念が2週前倒しになったこと、新設重賞としてしらさぎステークス(GⅢ)が設定されたことがあります
  • サマーシリーズキャンペーン開
    今年も、豪華賞品が当たるサマーシリーズキャンペーンが開催。3,700名に豪華賞品が当たるチャンス
  • アレクシス・バデル騎手が短期免許で来日
    香港を拠点として実績十分のフランス人ジョッキーアレクシス・バデル騎手が短期免許を取得してJRAの夏競馬に参戦

といったところです。

この他にも、今回の記事でも話題に出しましたが今年のダービー馬クロワデュノールが6月デビューしていたりと有力2歳馬の動向が一つ楽しみとしてあります。

また秋のGⅠ戦線に向けて頭角を現してくる上り馬など、今後主役級の活躍をしてくれる馬たちを見つけることも楽しみの一つとなります。

穴党の方で荒れる夏競馬で一儲けという方もいるのかもしれません。

こうやってみてみると盛沢山ですね。

いろいろと書きましたが、一人ひとりが自分なりの夏競馬の楽しみ方を見つけられたらいいなと考えています。

暑い夏で体力的にしんどい時もありますが競馬でリフレッシュ、競馬で気分上々といきたいですね!

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