どこよりも早い!? 2025年 牝馬クラシック三冠予想

雑談・雑記

夏競馬が終わり、いよいよ秋競馬がはじまる、今日この頃ですが、どこよりも早い!?、来年のクラシックを展望してみたいと思います。

今回は、牝馬クラシック戦線に関して展望してみたいと思います。

なぜ、この時期か、そしてなぜ”牝馬”クラシック戦線なのか?

以前の記事で、2015年~2023年の9年間のクラシック三冠(皐月賞、東京優駿、菊花賞)と牝馬クラシック三冠(桜花賞、優駿牝馬、秋華賞)レースで3着以内に来ている馬たちのデビュー時期と初勝利について調べたものがあります。

この調査の中で、牝馬クラシック三冠で馬券に絡む馬たちのデビュー時期にはピークが2つあり、最初のピークが7、8月にあることを発見しました。

そうです、ちょうど、この記事を書いている時点(9/2)で、まさに7、8月のデビューを終えた牝馬たちが分かっているのです。

ということで、以前に調査した結果と照らし合わせて、来年の牝馬クラシック戦線で活躍しそうな牝馬たちをチェックしていきたいと思います。

それでは、早速、行ってみましょう!

こちの記事もあわせて読んでいただければと思います。

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過去データから見るピックアップ条件

まず、候補馬をピックアップする上で必要となる条件をおさらいしてみたいと思います。

冒頭で触れた記事を作成する中で、2015年~2023年の9年間の桜花賞、優駿牝馬(オークス)、秋華賞1~3着馬のデビュー戦と初勝利のデータを調査、次の傾向があることが分かりました。

デビューおよび初勝利から見える傾向(≒条件)
  • デビュー時期は、7、8月と10、11月の2つのピークがある
  • 初勝利を7、8月、10~12月で挙げているケースが多い
  • デビュー戦/初勝利のレースが芝マイルか前後の1400m、1800mで約8割を占める
  • 秋の京都・阪神か夏の新潟でデビューしているケースが多い
  • ダート戦でデビューおよび初勝利を挙げている馬は苦戦
    (サンプルでは全頭が芝コースデビューおよび初勝利)

【デビュー時期(月)】

【新馬戦のコース実績】

【初勝利の時期(月)】

【初勝利のコース実績】

ということで、今回は次の条件で対象を絞っていきたいと思います。

  • 7、8月にデビューをしている
  • 芝1400m or 芝1600m or 芝1800戦でデビューしている
  • 同じく芝1400m or 芝1600m or 芝1800戦で勝利している
  • 2戦以内に勝利している

来年の牝馬クラシック戦線で活躍する候補馬たち

それでは、早速、条件で抽出した対象馬を見ていきたいと思います。

7、8月の最初のピークで条件に合致した馬は、全部で20頭いました!

牝馬限定戦もあるので、それなりにいるとは思っていましたが、20頭は、自分が想像していたよりも多いと感じました。実際10~15頭くらいだろうと考えていました。

【条件に合致した牝馬】
デビュー時期の早い順に並べています

一旦、この20頭は追いかけるとして、もう一段絞りをいれていきたいと思います。

絞り方は、これまた以前、ペーパーオーナーゲーム対策として3歳クラシック戦線が終わるまで(3歳の10月迄)にオープンクラスで馬券圏内に絡んだ馬たちを血統に着目して調査したのですが、このデータを使って行いたいと思います。

尚、この調査は、牡馬編と牝馬編で分けて調査をしてみました。

詳細に、ご興味のある方はこちらをご覧ください。

この牝馬編のデータを用いて血統面(父、母父の観点)で活躍しそうな馬をピックアップしてみたいと思います。

血統面からどのようなアプローチをしていったかの詳細は上記リンク先の記事を参照いただくとして、かいつまんで言えば、活躍馬の父馬を絞り、その父馬を起点に父×母父の組み合わせを洗い出しています。

尚、父馬としては、次の10頭をピックアップしています。

父馬としての種牡馬Top10

1位 ドゥラメンテ
2位 ルーラーシップ
3位 ロードカナロア
4位 エピファネイア
5位 ハービンジャー

6位 リアルインパクト
7位 スワーヴリチャード
8位 キタサンブラック
9位 モーリス
10位 ダイワメジャー

ということで、調査結果を今回の候補馬20頭に当てはめて絞ってみると、プロクレイアアルマヴェローチェミッキーマドンナマイエレメントの4頭が残りました。

圧倒的に父エピファネイアですね。

ちなみに、プロクレイアのエピファネイア×キングカメハメハの組み合わせとしては、2021年デイリー杯2歳S(GⅡ)で2着のソネットフレーズ、同じく2021年スイートピーS(OP)3着のオレンジフィズが該当します。

また、アルマヴェローチェのハービンジャー×ダイワメジャーの組み合わせでは、2022年チューリップ賞(GⅡ)の勝ち馬ナミュール(その後オークス3着、秋華賞2着)が該当します。

ミッキーマドンナ、マイエレメントが該当するエピファネイア×ディープインパクトの組み合わせでは、2023年萩S(OP)2着のビーグラッド、2021年菊花賞を牝馬ながら3着に入ったディヴァインラヴが該当します。

ということで、7月、8月デビュー組からは、まず上記4頭をピックしたいと思います。

さて、ここで一つ考慮ポイントがあります。

ペーパーオーナーゲームの記事でも触れてますが、自分が行った過去データからのアプローチでは、その時点で実績がある馬のデータしか参照できないところがあります。当たり前ですよね。

これって、つまり新種牡馬の産駒は対象に入ってこないということになります。

なので、この新種牡馬の観点で考慮して、もう一頭追加したい馬がいます。

それがショウナンサムデイです。

こちら、今年(2024年)から2歳馬がデビューする新種牡馬サートゥルナーリアの産駒で、母は、2015年のジャパンカップを制した女傑ショウナンパンドラとなります。

サートゥルナーリアは、言わずと知れた名牝シーザリオの仔で、兄弟にエピファネイア、リオンディーズがおり、自身もホープフルステークス、皐月賞とGⅠを2勝した素晴らしい血統背景と実績をもった期待の新種牡馬となります。

いやぁ、もうショウナンサムデイ、クラシック向き要素の塊という感じがします。

初戦は3番人気3着と新馬勝ちこそできませんでしたが、2戦目できっちり勝ち上がってきており、今後の活躍から目が離せません。

ということで、このショウナンサムデイを5頭目に加えたいと思います!

2025年牝馬クラシック三冠の指名馬はこれだ!

というわけで、各種データを織り込みつつ、飛躍や想像力をはたらかせつつ来年の牝馬クラシック戦線に出馬してきたら絶対に馬券に入れたい牝馬5頭をピックしました。

この5頭おさらいすると次となります。

プロクレイア
父:エピファネイア
母:プロクリス(母父:キングカメハメハ)
厩舎:小林真也 (栗東)
馬主:サンデーレーシング
生産:ノーザンファーム

アルマヴェローチェ
父:ハービンジャー
母:ラクアミ(母父:ダイワメジャー)
厩舎:上村洋行 (栗東)
馬主:大野照旺
生産:ノーザンファーム

ミッキーマドンナ
父:エピファネイア
母:ミッキークィーン(母父:ディープインパクト)
厩舎:堀宣行 (美浦)
馬主:野田みづき
生産:ノーザンファーム

マイエレメント
父:エピファネイア
母:ソートアフター(母父:ディープインパクト)
厩舎:福永祐一 (栗東)
馬主:キャロットファーム
生産:オリオンファーム

ショウナンサムデイ
父:サートゥルナーリア
母:ショウナンパンドラ(母父:ディープインパクト)
厩舎:奥村武 (美浦)
馬主:国本哲秀
生産:社台コーポレーション白老ファーム

全頭、活躍してくれそうな予感しかしないです(w

なにはさておき牝馬クラシック戦線で活躍してもらうためにも怪我無く健康に過ごしていってほしいと切に願っています!

尚、10~12月にもう一つのピークがありますが、こちらも年明けに同じような手法で活躍しそうな馬たちをピックしたいと考えています。

今回ピックした5頭と、次回ピックする数頭から、牝馬クラシック三冠レースに出走してくる馬たちが何頭出るのか? また出てきたとしたら馬券に絡むような活躍を見せてくれるのか?

その答えは、今は神のみぞ知る事ですね。

いやぁ、もう来年の春が楽しみになってきました。

こんな一風変わった、勝手気ままな予想も、競馬の面白さの一つですよね。

今回の結果が何かの参考になれば幸いですが、皆さんも自分なりの見立てで未来予想をしてみてはいかがでしょうか?

今から来年が待ち遠しくなること間違いなしです!

※馬券は20歳になってから。馬券は程よく楽しみましょう。

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